副腎疲労とは
副腎は腎臓の上に位置する胡桃ほどの小さな臓器で、生命活動に重要なホルモンを分泌します。副腎の機能低下が続くとホルモンバランスが乱れ、慢性的な疲労や精神面での不安定、食欲不振、下痢、便秘、アレルギー症状など、生活に不便な様々な症状が現れます。小さな臓器ですが、大きな使命を担っています。日々の些細な不調と思わず、まずは医師にご相談ください。
こんな症状のある方は
ご相談ください
- 本来の能力が発揮できていない
- パフォーマンスを上げたい
- すぐにイライラしてしまう
- 感情のコントロールが上手くできない
- 気持ちが落ち込み、鬱っぽい気がする
- 精神的に不安定
- 寝つきが悪く、短時間で目が覚める
- 寝ても疲れが取れず起きられない
副腎疲労の疾患
現代社会では、子供も大人も多くのストレスを抱えながら生活しています。このストレスをコントロールするホルモンが「コルチゾール」であり、副腎という腎臓の上にある小さな臓器で作られます。しかし、副腎が過度のストレスにさらされ続けると疲弊し、「コルチゾール」の分泌がうまく調整できなくなります。その結果、うつ病や不眠症などの精神疾患や生活習慣病といったストレス関連疾患を引き起こす要因となります。症状を無視して無理を続けると、突然起きられなくなり、職場や学校に行けなくなることもあります。
また、副腎は「コルチゾール」以外にも多くのホルモンを産生、分泌しています。副腎の機能低下が続くとホルモンバランスが乱れ、慢性的な疲労だけでなく、精神面での不安定、食欲不振、下痢、便秘、アレルギー症状など、生活に支障をきたすさまざまな症状が現れます。これらの症状は生活の質を大きく損なうため、適切な対処が必要です。
- 原因
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- ストレス
- 栄養不足
- 睡眠不足
- 体内の炎症
- 偏った食生活
- 腸内環境の悪化
- カビやカビ毒
- 運動不足
- アレルギー
- リーキーガット
- 代謝不良
副腎疲労外来の主な治療方法
バイオメディカル検査
細胞や遺伝子レベルでの健康状態を把握
名古屋市丸の内のリジェネレーションクリニックでは、既存の検査では判定が難しい腸内環境や神経伝達、エネルギー産生、ホルモンバランス等の健康状態を遺伝子(SNPs)検査を始めとした各種バイオメディカル検査を用いて、細胞や遺伝子レベルでの健康状態を把握します。
バイオメディカル検査種類
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遺伝子(SNPs)検査
メチレーション回路という細胞内で起こる反応に必要な主要30項目を評価する検査です。
検査方法:綿棒で口腔内細胞採取
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IgG(遅延型)フードアレルギー検査
192項目の食物アレルギー(遅延型)と腸内カンジダを評価する検査です。
検査方法:血液検査
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尿中メタル検査
体に蓄積している有害重金属を調べる検査です。体内に蓄積している有害重金属20種類と必須ミネラル18種類の全38種類を検出することが可能です。
検査方法:DMSA内服+6時間蓄尿
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有機酸検査
少量の尿から検出される有機酸化合物およびその他の代謝副産物から、健康状態を確認できる検査です。全76項目もの検査結果から、腸内環境や代謝の状態、ビタミンやミネラルの過不足、環境毒素による影響など、体内のさまざまな代謝状態を評価する検査です。
検査方法:朝一番の尿採取
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ストレスホルモン・性ホルモン検査
コルチゾールの日内変動と、性ホルモンの分泌量を評価する検査です。(副腎皮質から分泌されるホルモンの一つであるコルチゾールは、ストレスを受けた時に分泌量が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれています)
検査方法:1日4回(朝、昼、夕方、夜)、唾液を採取+朝一末梢血採取
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ステロイドホルモン検査
ステロイドホルモンレベルやバランスを評価する検査です。
検査方法:試薬の入った専用ボトルに24時間蓄尿し、その一部を使用
栄養(サプリメント)療法
食事療法やサプリメント療法を中心に
検査結果に基づき、栄養療法や生活改善を中心に治療を行い、医薬品や点滴療法も併用します。各患者さまの症状、体調、体力、生活習慣に合わせ、オーダーメイドの治療を進めていきます。お一人お一人がそれぞれのゴール(体調改善後に叶えたい目標)に向かえるよう、サポートさせていただきます。
治療内容
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生活習慣、食習慣の見直し
睡眠、腸内環境、食事内容、アレルギー、生活習慣などの状態確認、改善
- アレルゲン食材の排除
- グルテンフリー(GF)、カゼインフリー(CF)
- 低シュウ酸ダイエットなど
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栄養療法
ベースサプリメント(マルチビタミン、ビタミンB群、各種ミネラル)
Vit.B12/Folate、葉酸、ビタミンD3、亜鉛、マグネシウム、各種アミノ酸、イノシトール、CoQ10、PQQ、5-ALA、Fishoil、DHA、EPA など -
消化機能改善、抗酸化力アップ、デトックス
消化酵素、プロバイオティクス、クルクミン、クロレラ、クレイ、NAC、グルタチオン など
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キレーション
ハーブ療法、点滴療法
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ホルモン補充療法
DHEA、女性ホルモン、男性ホルモンなど
※バイオメディカル検査によるホルモン検査後の処方のみ
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その他
CBD、点滴など
エクソソーム点滴
機能低下した組織の再生や修復を促します
幹細胞培養上清液から細胞から分泌される物質である「エクソソーム」のみを高濃度抽出したものを治療に用います。体内に直接投与することで、全身の細胞を活性化させ、身体中の血管と血液によって養われている様々な器官へ作用し、機能低下した組織の再生や修復を促します。
腸もみ
腸の健康状態を上げる自費治療
腸もみとは、お客様の腸のタイプにあわせた独自のオールハンドの腸もみ専門技術です。腸に関する専門的な知識や正しい腸もみ技術で、お腹の上から小腸・大腸を揉みほぐし、滞った老廃物を流す施術です。ストレスの多い現代人が抱えている様々なお腹の悩みを、お客様に寄り添いカウンセリングも行いながらサポートし改善へ導いていく施術です。
腸もみの効果
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疲れにくい体を目指せる
リラックス効果によってストレスが軽減され、心身ともにリフレッシュされることも疲れにくい身体づくりに役立ちます。
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血行促進
腸もみにより、筋肉が緩み、血管が拡張されることで血液循環が改善に向い、新陳代謝が促進され、細胞への酸素や栄養素の供給がスムーズに行われるため、身体全体の健康をサポートする効果が期待されます。
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快便になりお腹が引き締まる
消化器官の働きを活発化させることにより、便秘の改善や腸内環境の向上が期待できます。腹部の血行が良くなり、代謝が促進されることで、お腹の引き締まりが期待できます。
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自律神経が整う
腸もみはリラックス効果があるため、ストレスを軽減し、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果が期待されます。腸もみを行うことで自律神経が整い、全身の調子が整えられるとされています。
副腎疲労外来の流れ
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初診
初診をご希望の方はクリニックから問診票をお受け取りご記入ください。このほか過去の診断書、検査、治療データなどもありましたら添付の上、あらかじめ送付ください。クリニックにて初診の予約をお取りください。
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再診
1~3ヵ月程度に一度の再診を行い、状況に応じた 治療および検査を行い現状の把握、今後の方針 の確認、修正をしていきます。勿論、急性の問題がある場合は1~3ヵ月にこだわる必要はありません。
Adrenal Fatigue 治療に関しての注意事項 現在 Adrenal Fatigue 治療は保険診療ではありません。海外で行われる検査、バイオアイデンティカルホルモン療法、臨床栄養療法およびキレーション治療は日本の厚生労働省により保険適応承認された検査および治療ではありません。全てご自身の判断と自己責任において行われるべき点もご了承ください。
当クリニックの
副腎疲労外来の特長
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症状に合わせた
治療法が豊富栄養療法や補充に関して、問診や検査後にフェーズを組みご提案します。潜在的に足りていない栄養素に関しては、食事では補うことが困難な場合もありますので、適切なサプリメントを必要に応じて取り入れます。
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薬だけに頼らない
根本治療食事や睡眠、休養は副腎疲労治療の根幹となる部分です。一人ひとりに合わせた、日々の生活において改善すべき点などを診察や検査結果に基づき細かくサポートさせていただきます。
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自身に合った
点滴療法の活用高濃度ビタミンC点滴、グルタチオン点滴、NMN点滴、NAD+点滴、再生医療におけるエクソソーム点滴、幹細胞培養上清液点滴など、その方に合った最適な点滴をご提案いたします。